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早乙女 乱馬(さおとめ らんま)は、高橋留美子の漫画作品及びそれを原作とするアニメ『らんま1/2』に登場する人物。同作の主人公。アニメでの声優は男乱馬、少年時代・山口勝平/女らんま、少年時代・林原めぐみ(少年時代は林原が出演してない話では山口が担当)。アニメでは男の状態を「乱馬」と漢字表記し、女の状態を「らんま」とひらがな表記している。

人物 編集

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風林館高校1年生。16歳。無差別格闘早乙女流二代目。元祖無差別格闘流の後継者候補。主にチャイナ系の服を愛用し、後ろ髪をおさげにして束ねているのが特徴の少年。幼い頃から父・玄馬に連れられて武者修行の旅を続けており、中国に修行に行った際に呪泉郷の「娘溺泉」に落ちたことで、水をかぶると女になり、湯をかぶると男に戻る体質となった(アニメでは女になると髪の毛が赤くなる。原作では、変身しても髪の色は変わらなかったのだが、アニメでこの設定が現れてからは原作の方もアニメに影響されたのか、女になると髪が赤くなっている)。また、初期の頃はおさげが細長く両腕にリストバンドをはめていた。

中国から帰国後は、天道家に父子ともに居候になる。天道家の三女の天道あかねとは許婚。これは元々親同士が決めたものだが、後にお互いに惹かれ合い、最終的には相思相愛になる。しかし、素直でない為、あかねをいつも怒らせてばかりいる。容姿は、父親の玄馬には全く似ずなかなかのハンサムで、多くの女性に想いを寄せられるが、そのほとんどが腕っぷしと気が強い女性である。女になった時は美人で、かなりグラマーになる。そのため、男から一目惚れされる事もある。

格闘の腕前は一流の上、運動神経も常人離れしており、なびきが乱馬を有料で貸し出すと言った時には校内の運動部か引く手あまたであった。また、格闘新体操や格闘茶道では特殊な道具をすぐに使いこなすといった器用な一面も見せる。料理の腕前も、幼い頃は下手だったようで父にまずいと言われていたが、天道家居候後は抜群の包丁捌きを披露し、不器用なあかねよりもはるかに上手い。しかし、考えている事がすぐに表情に出てしまうため、ギャンブルや博打には滅法弱い。

シャンプー登場後は、シャンプーの曾祖母であるコロンに鍛え上げられることが多く、スピードをつけさせるためにコロンから「火中天津甘栗拳」を叩き込まれ、八宝斎により力を失った際、「飛竜昇天破」を教わり、以後必殺技として使用し派生技も編み出す。また、響良牙が使う「獅子咆吼弾」からの派生技の「猛虎高飛車」等の技も使うなど、技の性質を見抜いて、工夫してアレンジして使うなど格闘センスの良さを見せることが多い。他にも、幼少時の修行が元で極度の恐怖症である。猫への恐怖が頂点に達すると、自分を猫と思い込む「猫拳」を使う。猫拳使用時はコロンとも互角に戦えるほどの能力が引き出されるが、猫となりきっている乱馬には自覚症状がなく、記憶も残らない。

早乙女流の師匠は父親である玄馬、元祖無差別格闘流の後継者としての師匠は八宝斎であるが、2名共に素行に難があり、特に後者はまともに修行を受けた事がほとんどない(一応助言はしている)。しかし八宝斎の存在ゆえに乱馬が新たな技を会得する面も大きく、そういう意味では乱馬の成長に役割を果たしていると言えないこともない。アニメでは玄馬、八宝斎、共に乱馬に真面目に稽古をつけている場面も描かれた。また、一度だけなぜか元祖を名乗っている。後継者候補なのでおかしくはないが普段は早乙女流を名乗る。

幼い頃からの武者修行の旅では、各地を転々としていたようで、一時期右京と一緒にいたこともあった。

性格 編集

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Ranma 早乙女 乱馬 Nikholo.jpg
当初は高橋留美子曰く「竹を割ったようなさっぱりとした性格」というような主人公の予定であり(乱馬のネーミングはことわざの「快刀乱麻を断つ」による)、あかねに対して口が悪く、素直になれないといった性格ではあったが、それ以外はいたって普通で常識人であった。しかし、作品のコメディ要素が強くなるにつれ徐々に、かなりの負けず嫌いで根に持つ性格、粗忽で無神経、自信過剰でナルシストといった人間性を見せ始めていった。あかねなどからくされ外道などと評される場面もある。また知り合ったばかりでも三千院のように気に入らない相手には比較的威圧的である。しかし、その一方で打たれ弱い一面もあり、行き違いからあかねが真之介に惚れてしまったと誤解した時は、悪態もつけないほどショックを受けていた。

学校でもどちらかと言えば喧嘩っぱやく、あかねは乱馬に対しいじめっ子と発言しており、良牙からもガラが悪いと言われたことがある。アニメでは五寸釘をパシりにしたこともある(五寸釘が卑劣な手を使ったからであるが)。エスケープは日常茶飯事で、黒板消しでキャッチボールをして迷惑をかけたり、掃除をサボったり、弁当のおかずを盗み食いしたりするなど素行が良いとは言い難い部分もある。

とはいえ基本的に一般人相手に自分の腕っぷしを自慢することはない。根は優しく、困っている者を放って置けないお人好しでもある。ライバルの響良牙や、鬱陶しく思っている九能帯刀やいがみ合っている八宝斎でも、頼られると救出するために奔走している。

父親の玄馬とは事あるごとに喧嘩しているが、母親ののどかには優しく、大切に思っているようである。変身体質で母を傷付けたくないのと、切腹が怖いことから、長期に渡り名乗り出たいのを堪えていた(名乗り出ようとして玄馬に阻止されたこともあった)。

自分が女になった時の体を見慣れているため、女の体には慣れていると本人は言うものの、実際は純情で、シャンプー等に抱きつかれたりすると舞い上がってしまう面も見せる。シャンプー・小太刀右京など多くの女性に想いを寄せられるが、女癖は悪くはなく、基本的にあかね以外の女性には恋心を持っているそぶりは見せていない。あかねを助けるためなら、完全な男に戻れる機会を放棄する事もある。ただし、あかね以外の女性からの誘いを突き放すわけでもなく、優柔不断な行動も多い為、あかねをいつも怒らせたり不安にさせている。また、女性に泣かれると弱い。

水をかぶると女になる体質が最大のコンプレックスで、女・半分女・オカマ・変態といった言葉をかけられると、「俺は男だ」というセリフをよく言い、非常に怒る。当初は女性の服を着ることなどにはかなりの拒絶反応を示していたが、話が進むにつれて、水泳をするときはハイレグを着用(これは体質上、止むを得ないが)する、人をだますときに女になり女性の服を(最終的には下着まで)着て変装するなど抵抗がなくなっていった。また、アニメではパーラーでパフェを食べるなど甘党なのだが、男の姿で食べるのには抵抗感があるため、女の姿であかねと一緒に食べる事が多い。
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無差別格闘早乙女流 編集

八宝斉を始祖とする実戦型格闘技。八宝斉の元祖無差別格闘流、早乙女家の無差別格闘早乙女流、天道家の無差別格闘天道流の3種類の存在が確認されており最強の武術家が元祖無差別格闘流を継承する。早乙女流は、玄馬考案のいい加減な奥義(魔犬慟哭破:負け犬の遠吠え、猛虎落地勢:土下座など)が多い。中でも山千拳・海千拳は根本こそスチャラカだが拳法の真理に適った優れた技となっている。手数で勝負する技が多いのが特徴。

乱馬が使用した技 編集

猫拳
乱馬の猫に対しての恐怖心が頂点に達した時に、その恐怖から逃れるために己自身が猫になりきってしまう。猫になりきっている間、本人は全く自覚がない。猫になりきっている間の乱馬はコロンを圧倒する程の強さになる。この時の乱馬はあかね(と、作中1コマしか登場しなかった、かつて近所に住んでいたおばあさん)以外は止められない。
女体変身
ムースとの初戦闘で使用。着膨れした服を爆発させ、バニーガール姿に変身する。男に戻れなくなっていることを悟られぬために、女装しているようにごまかした。
ヤキトリ固め
乱馬がムースの鷹爪拳を防ぐために繰り出した技。自分の両足を焼き鳥の串に見立て、相手の体を股から頭にかけて挟み込む。
火中天津甘栗拳(かちゅうてんしんあまぐりけん)
コロンより伝授された女傑族に伝わる技のひとつ。火の中の栗を熱さを感じる前に拾う修行を行うことからその名がついたとされる。つまるところ超高速の正拳突きなのだが、その速度は一瞬に片手で数100発ものパンチを繰り出す程。[1]この修行で乱馬はコロンからかなりのスピードを叩き込まれた。前半では必殺技として用いられたが後半は、めっきりこの技の名前を聞かなくなったが、素早さはこの修行の賜物だと思われる。アニメや映画版では幾度となく必殺技として使用している。ゲームでも彼の必殺技として用いられることが多い。
爆砕点穴封じ
良牙の爆砕点穴に対抗して使用。爆砕点穴で繰り出す良牙の指を、自分の指の間に挟む。一時は両手を封じたが、並外れたパワーで押し切られてしまった。
茶杓手裏剣
格闘茶道の技。複数の茶杓を手裏剣の如く投げつける。
茶釜返し
格闘茶道の技。茶釜落としの反撃に使用。相手にぶつけられた茶釜を逆に相手の顔にぶつけ帰す。
茶釜落とし二段重ね
格闘茶道の技。茶釜を二つ重ねて振り下ろす。
二人羽織
格闘出前オリジナル。相手の背中に回り、両腕をふさぎ、無理矢理料理を相手に食わせる(相手の口を開けさせることができない欠陥技)。
扇子ホイップ
元は八宝斎の技であるキセルホイップ。相手のつかみかかる力を利用し上方へ跳ね飛ばすカウンター技。八宝斎はキセルを使うが乱馬は扇子を使用する。相手の力を利用する特性上、飛竜昇天破と同じく格上の相手にも高い効果を期待できる。
ココナッツクラッシュ
校則御免ヤシの実争奪戦で校長に使用。両足で相手の腕をつかんでひっくりかえし、頭をヤシの実にぶつけさせる。紐で宙吊りにされた状態で使い、校長に一矢報いた。
速攻黴黴撃退拳(そっこうかびげきたいけん)
八宝大カビンの対抗策として、カビ取り剤噴霧器を背負って戦う。
飛竜昇天破(ひりゅうしょうてんは)
女傑族秘拳中の秘拳とされる技。この技もコロンから教わった。氷の心でステップを踏み、相手を動きに巻き込むことで闘気の渦を発生させ、冷たい“気”で渦の中心を打ち抜くことで上昇気流を生み出し竜巻を発生させる。コロンいわく「温度差の魔拳」。敵の闘気が強ければ強いほど威力が上がり、脆弱な女や子どもでも絶大な威力を出せる。しかし逆に敵の闘気が弱すぎたり、意図的に闘気を消されてしまうと発動できない。また、八宝斎らのように膨大な闘気の持ち主に使用する場合発生する竜巻が巨大すぎ、使用者自らも竜巻に巻き込まれてしまう欠点がある。相手の強さを利用する技の特性上、こちらが追い詰められている局面でも勝利を見いだせる為、ここぞという場面での乱馬の必殺技となり改訂版も多い。
飛竜降臨弾
飛竜昇天破の派生技。宙にただよっている熱い“気”を、冷たい“気”で下方に打ち抜くことで熱い“気”は集中しながら下降、敵を吹き飛ばす。ハーブとの戦いでハーブの乱射した気砲の“気”を利用、ハーブを倒す。スーパーファミコンのTVゲーム「らんま1/2 超技乱舞篇」では超必殺技の扱いを受けている。
飛竜仰天破
飛竜昇天破の派生技。飛竜降臨弾と原理は同じ。サフランとの戦いで生じた熱を利用。あかねを助ける為放った乱馬最後の技。
飛竜氷突破
飛竜昇天破の派生技。凍りついた体で“気”をねじるように打ち込む。周りの熱に押された冷たい“気”は、一直線に敵に向かい、当たった敵を氷砕する。乱馬の必殺技。この技でサフランを倒す。
飛竜昇天破水平打ち
飛竜昇天破の派生技。なつめ・くるみ姉妹と戦ったときに使用。通常の飛竜昇天破より威力が低く、単体では相手を倒すことができないため、あかねを援護するために使った技。
獅子咆哮弾(ししほうこうだん)
良牙の必殺技で、見よう見まねで乱馬も使用。自らの不幸な境遇により重くなった気を相手に放つ。その技の性質上、能天気な人物は使用することができない。完成型は重い気を自分の周りに落として敵を押しつぶす。その際、技を放った本人は放心することで回避しているが、雑念を与えられ持ち直してしまうと自滅してしまう。乱馬は完成型を使用できず、その性格から良牙ほどの威力は出ない。よって猛虎高飛車という別の技を使うことになる。
猛虎高飛車
獅子咆吼弾の派生技。良牙の獅子咆吼弾に対抗するため乱馬が開発した。強気を利用し、強い気を放つ。気持ちで負けていると威力が下がってしまう。高橋留美子展の特別アニメでは女性化していた乱馬や日暮かごめをしつこくナンパした、諸星あたるに使用したが、黒コゲにするだけであたるは死ななかった。尚、この時は、技の名前を言うとき、「獅子咆哮弾、猛虎高飛車」と言っており恐らく、気持ちが負けていないと威力の下がる獅子咆哮弾と気持ちが負けていると威力の下がる猛虎高飛車を同時に放ったため"強気"と"弱気"が混ざりそれぞれの威力を弱め合った為と解釈できる。
未完成猛虎高飛車
乱馬が獅子咆哮弾の特訓中、自分に合わない技と悟った時に偶然出た「気の迷い」。気そのものが迷っており、弾道が不安定でどこに飛ぶかわからない。乱馬に直撃する。しかし、これが出たおかげで獅子咆哮弾の原理を理解できた。
早乙女流グルメ・デ・フォアグラ
大昔の格闘ディナーの達人集団プチプーシュ(小さな口)が生み出した格闘ディナーの奥義。相手をガチョウに見立てて自分の料理を相手に食べさせるという、食べる姿を見せないで自分の料理を相手よりも先に食べなければいけないという格闘ディナーの裏をかいた技。皿で口を塞ぐなどでガードは可能。しかし、らんまは「観客に料理を飛ばし食べさせる」という更なる離れ業を披露し勝利。この技は乱馬が想像でアレンジしたグルメ・デ・フォアグラであるが、マダム・サンポールの発言からすると本家のグルメ・デ・フォアグラも全く同一の技のようである。
海千拳(うみせんけん)
山千拳と対をなす秘拳。気配を消しながら数々の技で敵を攻撃する柔の拳。邪拳として開発者である玄馬により封印されていた。その正体は気配を消して事に及ぶコソ泥の心得。
白蛇吐信掌(はくだとしんしょう)
素早く相手の後ろに回り込み連打を打ち込む。
支柱落地勢(しちゅうらくちせい)
両手で敵の足を払い、敵の体勢を崩すと同時に股の間から敵の後ろを取る技。
護身流星布(ごしんりゅうせいふ)
風呂敷を巻き付けて敵の気をそらす技。秘伝書には「鯉魚翻身布」と書かれている。夜叉探海包のための大風呂敷護身大流星布もある。
鯉魚翻身(りぎょほんしん)
護身流星布からの流れ技。魚のように身を翻し敵のバックを取る。
背山倒海態(はいざんとうかいたい)
敵の首に巻き付けた護身流星布を敵を背負うように締め上げる。
鎧戸裂牙断(がいとれつがだん)
敵の攻撃を噛みついてガードする。けっこう強引な技だが海千拳の一つ。
夜叉探海包(やしゃたんかいほう)
海千拳究極奥義。大風呂敷・護身大流星布で、鬼神来襲弾が作りだす真空を利用して、辺りの土や岩などを包み込み、それらを一気に放つことで敵を飲み込ませる。公紋竜の放った鬼神来襲弾の真空を利用、周りの土と共に完全に竜を埋めてしまった。
敵前大逆走(てきぜんだいぎゃくそう)
早乙女流の真髄「走・考・攻」を顕著に表している。簡単に言えば逃げながら反撃方法を考えると言うこと。簡単に見えるが、案外難しいらしい。
胸囲掌握鷹爪拳(きょういしょうあくたかづめけん)
相手の胸を掴むことで相手を驚かせ、一時的に動きを止めるセクハラ技。男にはほとんど効果がない。
猛虎落地勢(もうこらくちせい)
玄馬が高地から落下し痛がっている虎を見て思いついた。単なる土下座。怒ったあかねに対して玄馬とともに使用。
狼牙襲背態(ろうがしゅうはいたい)
敵の注意をそらし、背後から攻撃する。相手の注意を地面に集めて上から攻撃する猛虎一撃態(もうこいちげきたい)もある。
蛙轢死態(かえるれきしたい)
土下座で相手の油断を誘い、隙をついて攻撃するという卑怯な技。
魔犬慟哭破(まけんどうこくは)
敵から遠ざかり罵声を浴びせかける。とどのつまり負け犬の遠吠え。
パンスト流星脚(パンストりゅうせいきゃく)
あかねが繋ぎ合わせたパンストの片方をパンスト太郎に結びつけ、もう片方を持ったままわざと吹っ飛ばされ、パンストの伸縮の反動を利用して打ち込んだ高速の蹴り。打たれ強いパンスト太郎をKOした。
霞返し(かすみがえし)
敵が飛ばしてきた粉を、うちわであおいで相手に返す技。
氷河烈風息(ひょうがれっぷうそく)
乱馬が早乙女のどか、八宝斎から逃げるため、冷蔵庫の中に入っていた際、体温が異常なまでに下がった事で生まれた突発秘技。とても冷たい氷のような息を吹きかけ、相手を凍らせる。
徒手孝行乱打(としゅこうこうらんだ)
阿修羅の弱点が肩こりだと察した乱馬が、ルージュの肩を乱打して刺激、こりをほぐした技。つまり、ただの肩叩き。
畳返し(たたみがえし)
勢いよく畳を返して、敵の視界を封じ、ひるませる……と、ここまでは普通の畳返しと同じだが、早乙女流畳返しは、返した畳を背負い敵を畳の上におびき寄せた上で、反撃・逃走を図る。
直接蹴打流星脚(ちょくせつしゅうだりゅうせいきゃく)
サフランが直接の打撃に弱いと見抜いた乱馬が、凍らせた岩に隠れながら打ち込んだ蹴り。威力は普通の蹴りと同じだが、打たれ弱いサフランにはかなり効いた。
蛇拳(じゃけん)
蛇のような手のかまえで相手に飛び掛る技。鳳凰の力を得た久能に対抗するために徹夜で特訓した技。鳥の天敵である蛇で鳳凰を怯ませようと目論んだが見事に失敗し、返り討ちにあった。
ローリングソバット中華風
足に中華麺を絡み付けて相手を蹴飛ばす技。
ブラジャー攻撃
あこがれの黒髪攻撃
竜の髭の効力で髪が伸びまくった乱馬が使用。大増殖した髪の毛で相手を縛り上げる。竜の髭を狙う八宝斉を攻撃した。
合成人間
メモリーアルバムアタック
バトンを旋回させ、自身の豪華生写真をばらまくという技。これにより受けた九能の感動は今条マリ子のラブレターの比ではなかったらしい。
てめえというやつはフロントキック
今条マリ子が久能から身を引こうした際に、久能がそれを引きとめてしまったため、それに怒った乱馬が放った前蹴り。
バトンランデブーなだれ落ちアタック
応援対象を切り替えた乱馬がマリ子に使用。マリ子が投げたバトンを自分のバトンで落とし、それを九能の頭の上に落とす。
愛のファンファーレ金管痛激破
吹奏楽部の楽器を借り、それを目の前で一気に吹き鳴らす。団体秘技・雲上蟻地獄を破った。
愛の助太刀両断キック
愛のとりこ蜘蛛の糸フライングデープで奪いとられた竹刀のリボンを断ち切った蹴り上げ。
最終応援・背後霊軌道修正両脚除霊クラッシュ
愛の背後霊アトミックボンバーで空中から落下してくる久能先輩を足ではさみこみ、軌道をずらし頭から地面に叩きつけた技。
猛虎高飛車ダブル
片手、片手で一個ずつ「猛虎高飛車」の気弾を放つ技。ひな子の隙を作ろうと使用したが、あえなく「つり銭返し」で対応されてしまう。
闘気吸引体質解消のツボ
五点のツボを同時に押す。
祝勝眼痛泡沫弾
ビール瓶を振って蓋を開けてビールを泡を敵の目へと飛ばす技。祝勝会の重大儀式・ビールかけのとき、ビールが目にはいった際の激痛は筆舌に尽くしがたく、どんな名選手も地獄の苦しみにのたうちまわるという。
男子胸筋圧
女状態の乱馬の時に相手を胸で抱きしめ、突如、お湯に入ることで男に戻り、その胸で押しつぶすという最悪奥義。
手打ち麺ドロップ
ローリングソバット中華風で巻き上げた相手を上から踏みつけ地面に叩きつける技。
鎧戸烈牙断
公紋竜の迎門鉄扇指の反撃に使用。竜の手刀を歯で噛みつき受け止める。
急降下爆撃
アニメ版86話にて登場。スイカの種を口に含んだ状態でジャンプし、そのまま地面に向かって爆撃のごとくスイカの種を連続して吐き出す。先に使用した父「玄馬」の技と同様に無差別格闘流の技かもしれない。
早乙女流マルヒ奥義 浴衣巻き
アニメ版81話で使用。対象に浴衣をかぶせ、目隠し&動きを封じる技。
三三九度攻撃
八宝斉を黙らせるために使用。アルコールの高い日本酒をたっぷりと飲ませる。
斬毒
あらゆる毒をも切り裂く「斬毒刀(ザンデュダオ)」によって毒を斬る(しかし一度しか使えない)。
直接蹴撃打流星脚
単純な殴る蹴るに弱いサフランを攻撃した何の変哲もない蹴り。
人間ロケット
妖怪・猫魔鈴との戦いで使用。いったん後方にさがって勢いをつけ、ロケットのように突撃する。シャンプーにかかった猫化の呪いを解くために使用した。
破毒
あらゆる毒を防ぐ「破毒盾(ポーデュドゥン)」によって毒を弾く(しかし薬に弱い)。
柄杓打ち
格闘茶道の技。茶釜返しからの連携で使用。相手の頭に茶釜をかぶせてそれを柄杓で叩くことによる騒音で攻撃する。
クロスカウンターキック
ムースとの戦いで使用。相手の飛び蹴りに合わせて、キックを繰り出す。ムースと女性時の自分の手足の長さを計算しそこねたため、一方的に蹴られた。後の、楽太郎との戦いでも登場している。
真剣白歯どり
ヤマタノオロチに食われかけた乱馬が使用。オロチが振り下ろした牙を両手で受け止めた。
机の一本釣り
格闘新体操の技。リボンで机を吊り上げ、そのまま相手を殴りつける。小太刀が使った「実の兄」とぶつかりあい、お互い無効になった。
八宝五円殺封じ
五円玉の穴にピンポイントで小さい鉛筆を指弾で打ち込む。
微笑み三年殺し怒気払い
文字通り「微笑み三年殺し」の怒気を払う技。怒気が蓄積しているツボを押し、溜め込まれた怒気を開放する。ただし、そのツボは尻にあるため、うまくやらないとかえって怒りを買うことになる。

乱馬に関係ある物 編集

竜の髭
乱馬の髪を結んでいた紐。原作・アニメ両方のエピソードにて登場。出汁をとるための食材。実は毛はえ薬として使われる漢方薬で、これの出汁で作ったお粥を食べると髪が急激に伸びる性質がある。頭がはげている人間には夢のような薬だが、髪がフサフサの人間が食べると、効果が切れるか、毛根が死滅するまで伸び続ける厄介な一面がある。万が一食べてしまったときは、竜の髭で髪を縛るしかない。中国での修行中に乱馬がうっかり食べてしまい、効果が切れるまでこれで髪を縛ることになった。尚、何故か女性には効果がなく、賞味期限が切れると、効果は無くなる。
恥ずかしい写真
乱馬の恥ずかしい姿が激写されている写真の数々。飛竜昇天破の修行のときには玄馬が乱馬の子供時代の写真を持っており、修行に使用。他にも、乱馬が八宝斎の闘気を引き出すために女状態の恥ずかしい写真を使用したり、他のキャラクターが乱馬を脅迫する際に使用したりする。
早乙女家の家宝
早乙女家に先祖代々伝わる家宝。昔の早乙女家の人間が近所の格闘大会で優勝したときの記念メダル。現在の価値にすると2千円程度である。本来は乱馬が継ぐはずだったが、2千円の現金に目の眩んだ玄馬に狙われる。母親の前で立派に家宝を継いで安心させようと思っていた乱馬だったが、のどかを助けようとして、玄馬に奪われてしまった。しかし、既に先祖の誰かによって質入されており、箱には証文の札だけが残されていた。
月渦蛇(げっかじゃ)
最終回シリーズで乱馬が使用する武器。サフランの金蛇環と対をなす中国の秘宝。強力な熱を操る金蛇環に対しこちらは強力な冷気を操れる。単純な武器としても強力で離れた位置にあるものも容易に斬り裂く。ガイド曰く月渦蛇で殴ると相手は死ぬ。

その他 編集

  • 原作者の高橋留美子は、『めぞん一刻』の連載終了後、次回作の主人公の設定にまず男から女に変わるキャラクターを練っていた。そして、そんな変なことが起こるのは中国。中国と言えば拳法。だから、髪はおさげ髪。水とお湯で変身するというのが、最後に決まった。その前は、殴られて変身するという案もあった。
  • アニメ版以降、便宜的に男の状態を「乱馬」、女の状態を「らんま」と表記するようになった。早乙女乱馬(早乙女らんま)名義でシングルCDが実際に発売されている。
  • 原作では服の色は青だがアニメでは赤色になっており、熱闘編ではやや明るめの赤に変更されている(OVAでは青色の服を着ることもあった)。
  • 当初、乱馬は常識人という設定であったが、アニメ化されたときの声優山口勝平が、同時期に放送されていたギャグアニメ「キャッ党忍伝てやんでえ」のヤッ太郎役を演じていたことから、アドリブでお馬鹿なリアクションを交えるようになり、アニメ版ではギャグキャラ化していった。漫画版もそれに合わせてお馬鹿キャラになっていった。山口も「その頃からですね。乱馬がお馬鹿になっていったのは」と菊池通隆との対談で語っている。
  • 上記の「キャッ党忍伝てやんでえ」で、ヤッ太郎役のライバル・カラ丸を演じていたのは、「らんま」では良牙役の山寺宏一だった。これは偶然と思われるが、この作品の26話の敵メカで「チョモランマ1/2(にぶんのいち)号」というキャラが登場しており、これを演じたのは林原めぐみであった。当時のスタッフによると、もちろんこれは「らんま」のパロディであるとのこと。
  • 男乱馬の声を担当した山口は、乱馬を演じるに当たって地声が高めであったため「一番低い声で演じてね」と言われていた。
  • 女らんまの声を担当した林原は、恋愛関係のかっこいい台詞(「あかねは俺の許婚だ!」など)のほとんどは山口が言っていたため、山口がとても羨ましかったとアニメ終了時に語っていた。だが、林原の願望がスタッフに届いたのか、劇場版やアニメオリジナルエピソードでは上記の台詞を女らんまが言う場面があった。また、アニメの最初の頃に音響監督から「可愛くかっこよく色っぽく」演じるように言われ混乱したという。
  • SmaSTATION-1~6,SmaSTATION!!』にて行われた「大人が選ぶアニメヒロイン ベスト30」というアンケートでは、本来のヒロインであるあかねを差し置いて、らんまがランクインしていた。
  • 高橋留美子展の特別アニメではらんまの姿でいたところを前作『うる星やつら』の諸星あたるにナンパされている。また、このアニメでは犬夜叉とも出会うが、乱馬は犬夜叉を「呪泉郷で溺れて犬耳が生えている」と勘違いし、「どこの呪泉郷に落ちたんだ?」と尋ねたり、「えらく中途半端な溺れ方をしたんだな」と苦笑していた。犬夜叉からは「おまえ、俺の声に似てるな」と言われた(どちらも声優は山口勝平)。その時乱馬は銭湯から男の状態で出て来たのだが、女湯でお湯をかぶって男に戻ったのに女性客から悲鳴もなく堂々としている不自然なシーンである。また、高橋留美子展における乱馬の声は、山口が加齢によって声質がやや変化したため、犬夜叉に近いイメージの声となっている。
  • 男乱馬を演じた山口は、高橋留美子作品の次回作である『犬夜叉』で主人公である犬夜叉を演じる事となる。
  • 浦安鉄筋家族』のアニメ版後期のopでは人民服を着た赤髪のらんまらしき人物が登場しており、そこでPちゃんらしい黒い子豚とぶつかって、帽子と鬘が取れて星形方ののハゲのある坊主頭の少年になる。『浦安鉄筋家族』と『らんま1/2』は同じスタジオディーン製作である。
  • ゲームソフト『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』ではタスク・シングウジ(男乱馬を演じた山口が担当)をゲシュペンストMk-II・タイプSに搭乗させ、技の一部である「究極!ゲシュペンストキック」を使うと「直接蹴打流星脚」、あるいは「パンスト流星脚」のいずれかを叫ぶ演出がある。なお、原作では女乱馬の繰り出した技である。

早乙女乱馬の呼称一覧 編集

名前乱馬/らんまを呼ぶ際の呼称乱馬/らんまに呼ばれる際の呼称
あかね乱馬あかね
なびき乱馬くんなびき(ねーちゃん)
かすみ乱馬くんかすみさん(ねーちゃん)
早雲乱馬くんおじさん
玄馬乱馬(クソ)親父
帯刀早乙女乱馬/おさげの女九能(センパイ)
良牙乱馬良牙(Pちゃん)
右京乱ちゃんウッちゃん、右京
シャンプー乱馬シャンプー
ムース乱馬ムース
小太刀乱馬さま/おさげの女小太刀
八宝斎乱馬(クソ)ジジイ、じいさん
コロンムコ殿ばあさん(ババア)
のどか乱馬/乱子ちゃん(乱馬の変身体質が発覚するまで)おふくろ
東風乱馬くん東風先生
パンスト太郎オカマ野郎パンスト太郎

脚注、注釈 編集

  1. 柳田理科雄の研究によると理論上1秒間で2,500発を放つ事が出来る。
it:Ranma Saotome

pt:Ranma Saotome ru:Ранма Саотоме tl:Ranma Saotome vi:Ranma Saotome zh:早乙女亂馬

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